タイ・バンコクの超超高級インド料理店「ガガン」に行ってきた〜解説編
タイ・バンコクにある、世界最先端のインド料理店「GAGAN」
夜の外観はこんな感じ。
ミシュランガイド2ツ星、アジアのベストレストラン50常連!
当然お値段も超超一流!(涙
ですが、インド料理店を営む者としては、一度は味わっておきたい料理の数々。早速紹介していきましょう。
ウエイター「メニューはこれです。」
我々「は?」
まさかメニューから度肝を抜かれるとは…
説明によると、本日のコースはこの25個の「エモジ」(iPhoneの絵文字)で表される25皿から構成されています。とのこと。
謎多きコース料理…あと25皿て!
緊張する嫁はん(パンジャビドレスで正装)
スターター。胡瓜の冷製スープドリンク。
甘酸っぱ辛〜い、酢の物きゅうりのような味わいで、暑気払いにはぴったり。
ウエイター曰く「実はアロエベラも入ってます」とのこと。
嫁はん注文の、胡瓜とライムのクーラー(ノンアルコールカクテル)
胡瓜が被った笑
謎の球体
ワンスプーンで出てきたこれは、その名も「Yoghurt explosion」(ヨーグルトの爆発)
口に入れると、ベジタブルゼラチンに包まれたチャットマサラ風味のヨーグルトが炸裂します。
スターターはまだまだ続く!
スピーカー!?
往年のハードロックバンドKISSの「lick it up」が爆音でかかる!なんじゃこりゃ??
よく見るとインド国旗カラー
なんかこんなんが運ばれてきましたよ…
要はこれ、皿に描かれたソースをlick it up!つまり舐めろ!ってこと。
テーブルマナーの法則がみだれる!
しかもこれ、意外に美味いでやんの!
赤がトマト、緑がほうれん草?の濃厚ペースト。んで、真ん中の白が、妙に旨味たっぷりなんですよ。
後から、羊の脳みそのペーストだと聞かされました。まさかのブレインマサラ!
胴体は??
海老のアイコンが示す一皿は…頭だけ?
はにかみ屋さん
するとウエイターが、海老の頭にペーストを詰め始める。
一口でどうぞと言われ食べると、濃縮されたトムヤムクンの味が!
カリカリにローストされた海老の頭の風味が良いです。
スイーツ?いいえインド料理です。
ナスのクッキーという変わったタイトルですが、個人的にはこれがなかなかのヒット!
クッキー部分は、多分フリーズドライにした茄子…んで、サンドされているソースは、なんとベイガン・バルタ(焼き茄子のマサラ)のペースト!
こんな見た目なのに、茄子って美味いよな〜って思わされるのが凄い。
今回はここまで…あれ?まだ5皿目?
まだまだ続きます…
zerooneyome.hatenablog.com
嫁目線ブログも更新中!
よろしくお願いします。
タイ・バンコクの超超高級インド料理店「GAGAN」に行ってきた
2018年2月21日
およそ一年ぶりの更新になりました!すみません!!
AirAsia機と嫁の図
まだ前回の旅の記録も書き切らぬうちに月日は流れ…また新たな旅がスタートしてしまいました…前回の記録の続きは、いずれ書きます…たぶん。
今回の旅は、南ではなく東インド・ベンガル系の料理と食文化の調査!
東インドは南と同じく、水郷地帯でお米の産地。南インド料理との親和性も高かろうということで、ずっと興味のあった地域です。
というルートなのですが…
皆さんはご存知でしょうか?
世界で最先端のインド料理店は、インドではなく、実はタイのバンコクにあるということを!
外観からも迸る高級感。
その名は“GAGAN”!
なんじゃこりゃあ!!!!!
本当にインド料理なのかこれ???
詳しい解説は、次回!
あ、今回から嫁はんも旅行記を書いてくれてます。嫁目線だとまた違って面白いと思いますんでこちらも是非!
zerooneyome.hatenablog.com
ゼロワンyome’s Diary
よろしくお願いします!
ゼロワンカレー南インド研修〜南インド編④
↓↓前回記事↓↓
http://zeroonecurry.hatenablog.com/entry/2017/03/24/180135
フォートコーチン近郊の都市、エルナクラム。
経済的な発展も目覚ましい、コーチン周辺の中心都市とも言える街。
フォートコーチンは、ざっくり言うとこのエルナクラムの沖合に付帯する島にある街なので…
移動手段はこれ!ジェッティーと呼ばれる高速ボート!
1人あたり、たったの6ルピー(約12円)!安いし早い!
ジェッティースタンドと呼ばれる船着場から、だいたい15分感覚で出ています。
(島といっても橋はあるので、エルナクラム行きのバスもあります。行く場所によってはバスのほうが便利な場合も。)
この日のお昼はここ…
グランド・ホテル!
エルナクラム・サウス駅からもほど近い中〜高級ホテルなのですが、ここのレストランはいつも地元の人々で賑わう盛況ぶり!
こういうレストランは基本的に味は折り紙つき。
中でもここのケララ料理は、州内で比べてもトップクラスだと思います。
今のところ、毎年通ってますし(笑)
これは、ここの名物の「クレイポッド・ビリヤニ」!
その名の通り、素焼きの壺で蒸し焼きにされてサーブされるビリヤニ。
具材はフィッシュをチョイス!
グレイビーと魚の旨味が絡んで、美味い美味い。
前々回の記事で書いたケララ式のビリヤニなんですけど、こちらはギー(ざっくり言うとインドの澄ましバター)もたっぷり使っていて、かなりリッチなテイスト。
お米はバスマティライスではなく、地元でよく食べられる粒の小さなインディカ米を使っているのもここの特徴。小粒のお米だと、グレイビーとの絡みもより一層良い!
カレーはスパイシーなマトンマサラをチョイス!
骨つきマトンで、筋がトロトロ!
スパイシーながらも甘味のあるテイストなので、これまたいくらでも入ります。
ケララに来たら是非食べておきたいのがこれ!
ミーン・ポリチャットゥ !
ミーン=魚。
ポリチャットゥというのは、マラヤラム語(ケララ州の公用語)で、バナナの葉っぱに包んで蒸し焼きにする調理法のことを指します。
新鮮な魚介が獲れるケララならではの一品。
酸味と甘みのきいたグレイビーと、ホロっとした魚の身が絡まって、これも絶品。
これだけ頼んでも、すんなりペロッとイケてしまうのがここの料理の不思議なところ。
ビシっと決まったドアマンのおっちゃん!!
ビリヤニと並ぶここの名物です笑
おっちゃん、ごちそうさま!
こうした名店もあれば…
駅前ではこうした屋台グルメも楽しめたり…
これも屋台メシのひとつ。
エッグドーサを、あんちゃんが手際よく焼いてくれます。
ドーサとは、豆と米のペーストから作る、発酵生地のクレープのこと。
ここのエッグドーサはリクシャーの運ちゃんが群がるほどの絶品。
屋台メシも侮れません!
↑こちらが、スタンダードなプレーンドーサ。
ひょっと入った安食堂でも、こんなクオリティのドーサが出て来ます。
サクモチ食感で、焼き加減バッチリ!
メドゥ・ワダ(豆のペーストから作る生地をドーナツ状に揚げた軽食)も旨し!
朝食や小腹が空いた時にぴったり。
こうした地域密着型のグルメと出会えるのが、エルナクラムのいいところ。
フォートコーチンにステイするなら、是非足を伸ばしてみて下さい!
次回は、フォートコーチンを離れて次なる街へ!
旅はまだまだ続きます。
お楽しみに!
ゼロワンカレー南インド研修〜南インド編③
↓↓前回記事↓↓
http://zeroonecurry.hatenablog.com/entry/2017/03/23/141216
まずはこちらの超豪華タンドゥーリプレートをご覧下さい。
右側がパニール(インド式カッテージチーズ)のティッカで、左側はなんとマグロ!
それぞれコンチネンタルなソースで頂きます。美味い!
実はここ、オールドハーバーというかなりお高めなヘリテージホテルのレストラン。
ゼロワンカレー店主まるちゃんが、1ヶ月間厨房に入ったことのあるホテルでもあります。
値段も相応にお高めですが、味は折り紙つき!
リーズナブルな宿にステイして、高級ホテルのレストランでディナーというのも、リゾート気分が味わえて乙なものです。
あと、ここはデザートが絶品!
これは「カルダモンパンナコッタ〜バジルソース添え」
異色の組み合わせなのに、ベストマッチな風味!
食感、甘さ共にインド製スイーツとは思えないくらい秀逸です。
このレストランのロングランスイーツの「プリンセスチョコレート」
溶けても溶け出さないくらい濃厚に練られたチョコレートアイスは、半解凍な状態でサーブされます。
日本でもなかなか味わえないくらい超濃厚なチョコアイス!最高です。
高級レストランでも、スターターからデザートまで、ここまで力を入れているレストランは稀。
インドの旅のひとときの贅沢にはうってつけです。
ひとときの贅沢といえば、こちらも。
一見なんだか分かりませんが、実はここkashi art cafeというカフェレストラン!
本格的なコーヒーも飲め、サンドイッチなどの軽食メニューも充実。
Wi-Fiも繋がるので、ダラダラ居れます。
コーヒーやチャイもいいけど…
疲れた時はこのフレッシュライムジュースがオススメ(画像は違う店ですが)
新鮮な搾りたてライムのソーダ割りというシンプルな飲み物で、水分&塩分補給にはもってこい!
注文時に「Little sugar and salt ! 」(砂糖と塩を少しね!)というのを忘れずに。
続いては、フォートコーチンから少し離れたところにある繁華街、エルナクラムの激ウマご飯を紹介します。
まずはこちら 。
ザ・ベジミールス!
南インドのご飯といえば、このミールスを思い浮かべる人も多いと思います。
ご覧の通り、ご飯を中心にいろんなベジの惣菜が載っているので…
味を混ぜながら、こんな風に手で食べます!
ミールスはとにかくご飯が中心!
どれだけの量お米を食べれるかが勝負とも言えます笑
レストランはこちら。BTHサロヴァラム!
ベジ専門のレストランを有するリゾートホテルで、南インドだけでなく北インドのベジメニューも網羅している徹底ぶり!
1ランク上のミールスが食べれますよ!
ミールスについてはちょっと長くなりそうなので、また別の記事にまとめます苦笑
お楽しみに!
ゼロワンカレー南インド研修〜南インド編②
↓↓前回記事はこちら↓↓
http://zeroonecurry.hatenablog.com/entry/2017/03/21/161710
フォートコーチンのグルメ!
今回もバシバシ紹介していきます!
お次はこちら、
レインツリー・レストラン!
画像の通り、中〜高級ホテルの一階にあるレストランで、バススタンドの付近にあるのですぐわかるはず。
ここのウリは、リッチでハイクオリティなケララ料理!
フォートコーチンは、場所柄どうしてもトラッドな料理にありつきにくいので、こういうお店はありがたい存在。
マラバール・フィッシュカレー
マラバールとは、ケララ州全土に南北に伸びるマラバール海岸、もしくはその周辺であるマラバール地方を指す言葉。
マラバール=胡椒
という意味なので、ケララは有史間も無い頃からのスパイスの産地であったことが伺えます。
ベジのマサラもケララスタイル。
カレーリーフとココナッツの風味が効いてます。
これらの料理に共通しているのは、どちらも最小限のスパイスしか使わず、ココナッツや素材の風味を生かしているということ。
スパイスの産地であるが故に、スパイス使いは最小限で良いという考え方は凄く勉強になります。
一方でこちらはスパイシーな一皿、マトンペッパーフライ・ドライ!
フライと言っても揚げ物じゃありません。スパイスやフライドオニオンと一緒にドライに炒めたマトン。
ビールに合う!
しかーし…
↑これ…なんだと思います?
カプチーノじゃないですよ笑
実はこれ、ビール…。ケララ州では最近飲酒やお酒の販売の法律がめちゃ厳しくなったため、おおっぴらにビールを飲むことが出来なくなりました。
なので、酒類販売無許可の店ではこうしてティーポットとマグで出てきます苦笑
まあでも、ビールはビール!一応ちゃんと冷えてます!美味い!
中級だけじゃない!
安食堂もレベルが高いぞフォートコーチン!
店主の一押し!ラッキースター・ホテル!
インドでは、ホテルというと食堂のことを指すことが多く、宿泊施設ではないので注意。
おなじみパラタと、ビーフマサラ!
インドなのにビーフ??と思う方もいるかもしれませんが、ここケララ州はカトリック・クリスチャンの多い州。
なので、ビーフ系の料理が充実していて美味いんです!
ここのビーフマサラは、骨つきの牛肉をスジがトロッとなるまで煮込んであり美味い!
エッグマサラ。具材は固茹で卵だけというシンプルな料理。でもここのはたっぷり入った玉ねぎの甘味が効いててこれも美味い!
こちらはランチ時の写真。
手前がパラタで、奥のカレーはフィッシュ。コカムという燻した実のスパイスの酸味が効いてます。
その横の白い筒状のものは、プットゥ!
米粉とココナッツを筒に入れて、高温蒸気で蒸し上げたケララの軽食メニュー!
ホロホロ、モチモチの食感で、フィッシュカレーとよく合う!
黒ひよこ豆のマサラとセットで出ることも多いです。
ビーフビリヤニ!
こういうケララスタイルのビリヤニは、日本のインド料理店ではほとんど見かけないと思います。
お米と具材を別々に味付け、調理するのが特徴で、隠し味にみじん切りにしたパイナップルなんかも使います。
本家ムスリム式のビリヤニと比べて、あっさりしている点がグッド!
パクパク食べれます。
フォートコーチンのグルメ、実はまだまだ紹介しきれてません!苦笑
次回はリッチ系のホテルグルメと、フォートコーチン近郊の中心街エルナクラムの激ウマレストランをご紹介。
お楽しみに!
ゼロワンカレー南インド研修〜南インド編①
↓↓前回のマレーシア編はこちら↓↓
http://zeroonecurry.hatenablog.com/entry/2017/03/13/145028
ゼロワン店主まるちゃんは毎年ケララにステイしているので、今年も戻ってきたぞ〜!という感じ。
クアラルンプールから約4時間のフライトを経て…
コーチン空港に到着!この素朴な感じ!笑
しかも現在、国際線用の新ターミナルも着々と建設中!
実は、南インドにアクセスする場合は関西国際空港から就航しているエアアジアを利用するのが便利。
http://www.airasia.com/jp/ja/home.page
クアラルンプール経由で、直にコーチンやチェンナイ、マドゥライなどに行くことが出来、スピーディでオススメです。
空港からプリペイドタクシー(チケットカウンターで前払いするタイプのタクシー。ボラれる心配がないのでこれを利用すべし)を利用し、フォートコーチンへ。
フォート=城塞
という地名が示す通り、ここはイギリス植民地時代の城塞都市で、現在もその面影が残る街。
インドのイメージと違う!と思う方も多いと思います。
実際、コーチンの中心街エルナクラムと比べてもゴミゴミしておらず、ステイするなら断然こちらがオススメ!
ただし駅や主要バススタンドからはそこそこ離れているので、次の移動が控えている場合は要注意。(フォートコーチンから主要駅までは、ローカルバスで30〜40分くらい。)
そして、何と言ってもフォートコーチンの魅力は…
やっぱりグルメ!
この日のお昼はここ。
フォートコーチンいち並ぶ店「ダル・ロティ」!!
外観もオシャレ。
ここのウリはなんといっても…
パリパリ、モチモチのこのパラタ!
パラタとは、生地を層状に練り上げ薄く延ばした、言わばインド式デニッシュパン。
マレーシア編でも、「ロティ・チャナイ」という名前で登場したアレです。
しかしここダル・ロティのパラタは一味違い、他店とは比較にならないくらいサックサクのモッチモチ!
フォートコーチンでは外せないお店のひとつです。
カレーはマトン・ドピアザをチョイス。
ド=ダブルの
ピアザ=玉ねぎ
という意味で、あと入れの玉ねぎの食感、甘味が美味いハマり系の味わい。
ほのかに甘みのあるパラタの生地との相性も抜群です。
ダル・ロティのもう一つの名物がこちら。サクモチのパラタを使ったラップサンドの「カティ・ロール」!
具材はタンドールで香ばしくローストした、チキンやマトンと野菜。美味いに決まってます。
ポテトローストの入ったベジカティロールや、エッグカティロール選べるので、ベジタリアンな方も楽しめます。
フォートコーチンのグルメ!
次回記事でもじゃんじゃん紹介していきます!
お楽しみに!
ゼロワンカレー南インド研修〜マレーシア編⑦
↓↓前回記事↓↓
http://zeroonecurry.hatenablog.com/entry/2017/03/13/135705
マレーシア編ラスト!
マレーシアの街並みから見えた個人的感想で締めようと思います。
イスラームのモスク
上の4つの写真は、全部同じ街の徒歩範囲内のエリアで撮ったものです…!
やはりマレーシアの多様な食文化の大元はここにあるのかと痛感。
ビーチ沿いの食堂でお手伝いをするマレー系の女の子。
イディアッパンという、米粉の麺を平べったく蒸し上げた南インドの軽食の屋台。インド系のおじさんがテキパキ働く!働く!
こちらはムスリムの人達がのお肉屋さん。「なんの肉?」って聞くと、右のおじさんが「ヤギだよ、ヤギ!」笑
肉屋のあんちゃんは苦笑い笑
こちらはTTDIの市場での写真。ムスリムのおばちゃんと中華系のおばちゃんが共にお店を切り盛り!
ラクサ屋のおっちゃん。
CHLL Tシャツ!
CooooooL!!!
甘い中国茶を売るおじさん。笑顔が最高!お茶も美味い!!
お世話になったゲストハウスのオーナーさんとスタッフ!
↓↓こちら↓↓
https://houseofjourney.wordpress.com
(ドミトリー、個室両方あります。スタッフの対応も超丁寧!)
めちゃ快適な宿でした。ありがとう!
ご覧の通り、街行く人や出会う人、笑顔がとても多いです。
これだけ多様な宗教、文化が入り乱れてるのに、完全に混ざり合うことなく存在しているのも、お互いの文化を尊重しているおかげなんだと思います。
(ジョージタウンの各地で見られるウォールアート。)
一方で、文化と文化のはじっこの部分がマレーシアナイズされて溶け合っているのも魅力のひとつ。まだまだ掘りきれない部分が多い!泣
一週間では足りないマレーシア!
でもこのあとは、南インドの旅が待っている!
次回!いよいよ本編の南インド編に突入!マレーシア編が長かった!笑
お楽しみに!